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梅は寒苦を経て清香を発す
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弊社の前の上町筋は古くからお寺さんの多い町筋です。
あるお寺さんの門前に掲げている書を拝見し掲載しました。
今年は大阪でも雪が降り寒い日が続いていたため梅の花の開花も遅れているようです。
ようやく本日より暖かくなりそうで一気に春が来るような予感がします。

この書のように人生も仕事も苦しみ抜いた後にはきっと良い結果が付いてくるのでしょう。
「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」子供のころ常に母が諭してくれた言葉が想い出されます。
来週には梅の香りが届いてくれそうです、大阪城の梅林から香りならず写真をお届けいたします。




















 
author:古木屋, category:趣味, 11:48
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徳川家康 峠越え
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織田信長が本能寺の変で明智光秀に殺されたことは通説になっています。
ところが伊東潤著のこの本では、徳川家康を亡き者にするため織田信長と明智光秀が語らい計略を立てたものを事前に家康の知るところとなって家康は回避して助かり、誤って光秀は主君信長を殺める結果になったと描いています。
この原因は信長の他人はおろか側近さえも信用しない独り善がりな性格が招いたミスであり、反面家康の用意周到で我慢強い性格が良い結果を招いたと言う説です。
本能寺の変を確認し家康が奈良から伊賀越えして伊勢に逃れる道中の苦難は読んでいて手に汗を握る想いでした。
徳川家康は「人生は重き荷物を背負い急な坂道を登るがごとし」と言われています、この本を読んでよく理解いたしました。
なお日経夕刊で「天下家康伝」を連載しています、これも楽しく読んでいます二つの小説を併読すればもっと家康に興味がわくでしょう。

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author:古木屋, category:趣味, 14:20
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桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿
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昔から梅の木は毎年枝先を切り落とすと良い花が咲くと言われています。
反対に桜の枝は切らない方が良いと言われてきました。
奈良の山里に枝先を切られた梅の枝に見事にたくさんの蕾が膨らんでいました。
生駒山を背景にしっかりとした蕾が春を待っているようです、開花はもうすぐでしょう。
今年の冬はことのほか寒く春の訪れが待ちどうしいこの頃です。


 
author:古木屋, category:趣味, 09:52
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早春の大阪城

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早春の午後大阪城を真下に見下ろせるKKRホテルで昼食を頂きました。
まだ寒い季節の昼下がりでしたが天気も良く青空を天にいただき、近代建築のビル群を背景にした大阪城はとても素晴らしいものでした。
古色蒼然とした大きな石垣と深い内堀に守られたこのお城が徳川方に攻略されたのが不思議な思いです。
歴史を紐解けば豊臣側の内部崩壊と徳川方の知略の結果であることは承知ですが、大阪ファンの身には残念なことです。
最近、日経新聞夕刊の家康伝「天下」を愛読しています、家康の我慢強さと智謀力に感心もいたします。
歴史を感じてお城を眺めるのは楽しいものでした。

 
author:古木屋, category:趣味, 18:19
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無双の花
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葉室麟著 無双の花を読みました。
戦国平定後、秀吉に可愛がられて出世し九州柳川城主であった立花宗茂は秀吉の没後、関ヶ原の合戦で西軍に加わり敗戦後領地は没収され浪人となり十数年に及ぶも遂に旧領に復帰した生涯を描いた歴史時代小説です。
勇敢なるも正義を貫き裏腹ない人間性と人を愛する武士道に共感しました。
著者は九州出身の人で地方の歴史時代小説を書いていますが誠にすがすがしい人柄を描いています。
同じ著者で以前に読んだ 蜩の記(ひぐらしのき)も豊後羽根藩の重役の顛末記でしたが同じく自己を貫いた清廉な武士の物語でした。
時代小説は大好きで常に枕元には新刊書を買い求めて読みふけっています。

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author:古木屋, category:趣味, 09:00
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